兼六園 雪つり

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雪つりでも知られる兼六園について

 雪つりでも知られる兼六園は、石川県金沢市の中心部にある古くから愛されている池泉回遊式庭園で、日本三名園の一つです。

延宝年間の頃から加賀歴代藩主によって長い年月をかけて造られた江戸時代を代表する大名庭園です。

六勝と言われる宏大(こうだい)と幽邃(ゆうすい)、人力、蒼古(そうこ)、水泉、眺望を兼ね備えている事で最終的には兼六園と名前が付いたと言われています。

 様々な庭園手法を駆使して造られた兼六園の歴史は深く、作庭には神仙思想を基本とし、約3万坪の広さを誇り、国の特別名勝にも指定されています。

 兼六園は、季節折々の表情を楽しませてくれますが、特に冬の時期に備えて行われる雪つりは、風物詩として情緒を感じることが出来ます。

また兼六園には、兼六園を代表する徽軫灯籠(ことじとうろう)や日本に残る最も古い噴水、成巽閣、金沢の地名の由来と言われている湧き水の金城霊沢(きんじょうれいたく)などがあります。

明治以降には積極的に観光利用されるようになり、一時は無料で24時間解放されていた事もあったが、破壊される事件や維持費、保存費用が掛かるため現在は有料で時間が限られて公開されています。

また兼六園には、隣接した所に官舎として建てられ戦後には家庭裁判所などに使用されていた休憩所「兼六園広坂休憩所(けんろくえんひろさかきゅうけいじょ)」があり、資料展示室で史料を見物出来ます。

兼六園の雪つり

兼六園の雪つりは、冬の雪の降る季節に、雪が付着して樹木の枝が折れないよう縄で枝を保持します。

その方法は、樹木に柱を沿え立てて、その柱の先端から樹木の枝に放射状に縄を張ります。

 毎年行われている兼六園の雪つりは、北陸の風物詩になっており、今年は11月1日の午前9時から作業を行っています。

園内の随一を誇る枝ぶりの唐崎松から作業を開始し、この松には5本の芯柱と800本の縄を使用します。

そして、リンゴつりを45本、幹つりを50本、その他の700箇所に雪つりを行います。

使用する縄はわら縄で、約4千㎏も使用し、芯柱にはアテ丸太と真竹を使用し、約500人の方が12月中旬位までの間に時間をかけて作業を行います。

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